【9月3日 CNS】中国・雲南省(Yunnan)昆明市(Kunming)で、地下鉄に乗車中にスピーカーで音声を鳴らした場合、罰せられ、個人信用情報プラットフォームに記録されるという新たなルールが施行される。昆明市交通運輸局が8月20日に開催した「昆明市地下鉄乗客規則(意見聴取版)」の公聴会で明らかにした。

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 これに先駆け、北京市と蘭州市(Lanzhou)の地下鉄も似たようなルールを採択し、「大音量で音声や音楽を鳴らす」行為に対し処罰を下すとしていた。

 昆明市の新規則では、乗客が車内で大声で騒ぐことや電子機器を使用する際に音声を鳴らすことは禁止となる。規則に違反し、処罰が与えられるものについては、都市地下鉄管理機構、都市地下鉄運営会社、交通運輸行政管理部門の法執行機構あるいは公安機関により処理され、規定に基づき同信用情報を交通運輸および関係する統一信用情報管理監督プラットフォームに記録する。犯罪にかかわるものについては、司法機関に移送して刑事責任を問うとしている。

 昆明市の地下鉄利用者数は日増しに拡大している。このため新規則では、車内の静かさを維持できるか否かは、利用者の乗り心地に大きな影響を与えることから、一部の乗客がスピーカーなどで音を鳴らす行為はほかの客にとって騒音となり、改善されるべきであると規定している。(c)CNS-澎湃新聞/JCM/AFPBB News