ハレプが3年ぶり初戦突破、鬼門の全米OPで久々の勝利
このニュースをシェア
【8月28日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は27日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第4シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は6-3、3-6、6-2でニコール・ギブス(Nicole Gibbs、米国)に勝利し、2回戦に進出した。2年連続で敗退していた全米オープンの初戦を突破し、試合後には肩の荷が下りたようだと話している。
2年前の2017年大会は四大大会(グランドスラム)優勝5回のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)に、昨年はカイア・カネピ(Kaia Kanepi、エストニア)に敗れ、初戦で姿を消したハレプだったが、今回はラッキールーザーのギブスを退け、予選勝者のテイラー・タウンゼント(Taylor Townsend、米国)との2回戦に駒を進めた。
ハレプは「もちろん、体が軽くなったように感じている」「この大会でやっと勝つことができて、ずいぶん気持ちが楽になった」と話し、笑顔を見せた。
「きょうはプレッシャーが厄介だった。3年で1勝というのはかなりつらい」「だけどそれを乗り越えることができて良かった」「試合前は重圧があったし、それに去年は同じコートで負けているから、簡単ではなかった。だけどなんとか尻上がりのプレーができたし、本当にうれしい」
さらにハレプは、今後の戦いに向けた準備という意味で、厳しい1回戦になったことはありがたいと考えており、「大会が始まったばかりで、絶好調という感じではないけど、いつも最初に苦戦すると準決勝や準々決勝まで勝ち進める」「だから自信を持っているし、自分のテニスができていると感じている。脚も動いている。必要なのは精神的な余裕だけ。これからそれを手に入れたい」とコメントした。
この大会で優勝すれば、世界ランキング1位奪還と、昨年達成したランク1位でのシーズン終了も見えてくる。ハレプは「けがさえなければ全力で狙っていく」「1位で終わりたい。チャンスはあるから、そこを目指していきたい。本当に大きなチャンスがあると思っている。頑張ります」と話した。(c)AFP/Jim SLATER