猛毒持つタイコブラが脱走、住民避難 ドイツ西部
このニュースをシェア
【8月28日 AFP】ドイツ西部ヘルネ(Herne)で25日、かまれると死に至る恐れのあるコブラ1匹が飼い主の元から脱走し、27日現在も逃走中となっている。地域住民には警報が発せられ、家の窓を閉めるとともに、丈の長い草むらに近付かないよう勧告がなされている。
逃げ出したのは全長1メートルのタイコブラ。最後に目撃されたエリアにある建物4棟の住民はすでに避難しており、周辺住民にはすべてのドアと窓を閉めるよう勧告が出ている。
地元当局は避難対象となった建物について、「閉鎖を続け、コブラの痕跡がないか定期的に確認する」と説明。「コブラは飼われていた建物内にとどまっている可能性が最も高い」との見方を示した。
追跡手段としては、監視対象の建物に小麦粉をまき、コブラが跡を残すのを待つなどの方法がある。
警報発令以降、飼い主が飼育していたヘビ20匹前後が押収された。(c)AFP