【8月27日 AFP】英国のアンドルー王子(Prince Andrew)は、未成年の少女らを性的目的で人身取引したとして起訴され、勾留中に死亡した米富豪のジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)被告について、同被告との交友関係の「いかなる段階においても、後に逮捕につながったような行為を目撃したことはない」と強調した。

 エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の次男のアンドルー王子は、エプスタイン被告との関係をめぐり、激しい非難にさらされている。

 24日に出した声明でアンドルー王子は、エプスタイン被告の2010年の釈放後に同被告に会ったのは「過ちで、誤った行為だった」と認めた。

 その一方で、「私が被告と関わった限られた期間のいかなる段階においても、後に逮捕や有罪判決につながったような行為を見たり、目撃したり、疑ったりしたことはなかった」と訴えた。

 2010年にアンドルー王子がエプスタイン被告宅を訪問した際の様子とされる映像が公開されて以降、王子と被告との関係に改めて注目が集まっている。

 王子は「私は間違っていた。私が知っていると思っていた被告の人物像は、これまでに分かっている事実に基づけば、明らかに真の姿ではなかった」と述べるとともに、「今は関係者全員にとって苦難の時だ。私は被告のライフスタイルを理解することも説明することもできず、困惑している」と述べた。(c)AFP