【8月28日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-2、6-2のストレートでジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)を下し、4回目の優勝を目指す戦いを快勝でスタートさせた。

 2010年と2013年、2017年にこの大会を制しているナダルは、世界ランキング60位ながら2018年大会でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破っているミルマンとの対戦となったが、再びの番狂わせは許さず、わずか2時間ほどで勝利を収めた。

 ナダルは、「大会が始まる1回戦は常に少し新鮮だ。ここでたくさんプレーしてきた自分にとってもね」「全体として良いプレーができたと思うし、良い滑り出しに満足している」「相手は去年、良いプレーをして力を示した選手だから、大きな敬意を払いながらコートに入った」とコメントした。

 ナダルは2回戦で、オーストラリアのタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)と対戦する。この日はドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)、ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)、カレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)、ロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)とトップ10のうち4人が姿を消しており、決勝進出を目指すナダルに追い風が吹いている。(c)AFP/Martyn WOOD