「経験のない緊張感」、大坂が苦しみながらも全米OP初戦突破
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【8月28日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は27日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-4、6-7(5-7)、6-2でアナ・ブリンコワ(Anna Blinkova、ロシア)を下した。緊張の中で難しい1回戦を乗り越えたことに、試合後には安堵(あんど)のコメントを残している。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)で1回戦敗退に終わっている大坂は、センターコートでの一戦でブリンコワの気持ちの入ったプレーに苦しんだが、2時間28分の戦いを制して2回戦へ勝ち進んだ。
大坂は「緊張があった。全く経験したことのない感覚だった。チャンピオンとしてグランドスラムに臨むのは初めてだったから」「BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)で1回経験して、少し練習できたと思っていたが、きょうの緊張感はあのときとはまったく別ものだった。試合が終わって本当に良かった」とコメントした。
「緊張は試合を通じてずっと感じていた。自分にはあまりないことで、普段は最初の数ゲームか、第1セットで緊張がほぐれるのに、きょうは最後までそれが抜けなかった」
世界ランキング1位を守るには、大会連覇を達成する必要がある大坂だが、この日は2015年のウィンブルドンのジュニアの部で決勝に進出しているブリンコワに大いに苦戦した。
負傷した左膝に黒いサポーターを巻いて試合に臨む中、第1セットは1-4と先行されてから、5ゲームを連取してセットを奪取する展開。第2セットも4-5と先行されたゲームで相手のセットポイントを3回しのいだが、自らもサービング・フォー・ザ・マッチのゲームでマッチポイントを逃してタイブレークに持ち込まれ、最後の詰めを欠いてセットを落とした。
迎えた第3セットも序盤の第3ゲームでサービスブレークのピンチを迎えたが、この2本を切り抜けたことが大きかった。続く第4ゲームでは、強烈なフォアハンドで逆にブリンコワのゲームをブレークして3-1と主導権をつかみ、そのままウィンブルドンの二の舞を演じることなく勝利を収めた。
苦しい状況からの巻き返しについて、大坂は「去年はそれが代名詞のようになっていたし、思い返すとこういう試合がたくさんあった。てんやわんやの試合とでも呼ぼうかな。だから試合の後は、『てんやわんやはお気に召した?』っていう感じだった」「本当に厳しい戦いになるのは分かっていた。唯一心残りなのは、一つ目のマッチポイントを取れなかったことくらい」と話している。
2回戦ではマグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)と対戦するが、大坂に前回女王として各選手からマークされている感覚はない。
「ターゲットにされてるとは感じていない」「今は相手がみんな良いプレーをしてくるから、その乗り越え方を学んで、そういうつもりで試合に入る必要がある」「対処の仕方はうまくなっていると思っている。これがグランドスラムで、みんなが一段上のプレーをしてくるということを頭に入れておく必要があるし、だからきょうみたいに不意を突かれちゃいけない」 (c)AFP/Martyn WOOD