【8月27日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、25日のトゥールーズ(Toulouse FC)戦で負傷したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が4週間の離脱となり、同じくけがをしたエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)も3週間チームを離れることになったと発表した。

 4-0で勝利したこの一戦で、エムバペは自慢のスピードを発揮する中でハムストリングを痛め、途中交代を強いられた。

 今回のけがにより、エムバペは来月17日か18日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)のグループステージ第1節に間に合わない見込みとなった。また、リーグ戦では3試合を欠場し、フランス代表でも9月上旬に行われる欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選のアルバニア戦とアンドラ戦に出場できない見込みとなっている。

 一方でPSGは、同じ試合で腰を負傷したカヴァーニについて3週間の離脱になると発表しており、同選手はチャンピオンズリーグの開幕に間に合うかもしれない。

 この日の試合では、カヴァーニとの交代で途中出場を果たしたエリック・マキシム・チュポモティング(Eric Maxim Choupo-Moting)が2得点をマーク。アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)はPKを失敗したが、マルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")の得点と相手のオウンゴールでスコアを4-0とした。

 1-2でレンヌ(Stade Rennes FC)に敗れた前節からの立ち直りに成功したPSGだが、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の去就に関して不確実な状況が続く中で2人のスター選手が負傷離脱することになった。

 欧州の移籍市場が閉まる9月2日まであと1週間しか残っていないが、ネイマールが望んでいるスペインへの復帰はまだ正式決定していない。

 たとえ残留することになったとしても、世界最高額選手であるネイマールはチャンピオンズリーグの最初の3試合で出場停止処分が科されている。

 また、この夏ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)から加入したDFアブドゥ・ディアロ(Abdou Diallo)も、同日の試合で目の問題により前半でピッチを離れていたが、試合後の検査結果は「安心できるもの」だったとPSGは認めている。(c)AFP