【8月27日 AFP】バスケットボール男子の国際強化試合が26日、オーストラリア・シドニーで行われ、米国が84-68でカナダに勝利を収め、まさかの敗戦を喫した先日のオーストラリア戦の衝撃から立ち直りを見せた。

 五輪とFIBAバスケットボール世界選手権(World Basketball Championships)で連覇を目指す米国は、メルボルンで行われた24日の一戦でブーマーズ(Boomers、オーストラリア代表の愛称)に敗れて国際大会での連勝が78でストップしたが、そこから巻き返しを図っていた。

 米プロバスケットボール(NBA)を代表するスター選手を欠き、若手選手が主体となっている今回の布陣はこの日、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)でプレーするジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)が19得点をマークしてチームをけん引した。

 さらに、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)のドノバン・ミッチェル(Donovan Mitchell)とセルティックスのケンバ・ウォーカー(Kemba Walker)も、それぞれ12得点の活躍をみせた。

 チームを率いるグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)はこの試合で再びメンバーを入れ替え、サクラメント・キングス(Sacramento Kings)のハリソン・バーンズ(Harrison Barnes)、セルティックスのウォーカーとジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)を先発に起用。ここまでの豪遠征3試合でいずれも先発しているのは、ミッチェルとインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のマイルス・ターナー(Myles Turner)の二人だけとなった。

 ターナーは懸命に練習して守備の強化を図ったと明かし、「(オーストラリアに94-98で敗れた)前回の試合は、自分たちにとって目覚ましになった。あの試合を心に刻み、今夜はここに来てプレーした」と語った。

 対するカナダはカイル・ウィルトジャー(Kyle Wiltjer)が21得点、オーランド・マジック(Orlando Magic)に所属するカム・バーチ(Khem Birch)が13得点を記録した。(c)AFP