【8月27日 AFP】男子テニスの下部ツアー大会、、ラファ・ナダル・オープン(2019 Rafa Nadal Open Banc Sabadell)は26日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)はイムラン・シビーユ(Imran Sibille、フランス)に6-0、6-1で勝利し、2回戦進出を決めた。

 股関節の手術を受けた1月以降、シングルスでの初白星を目指していたマレーは、米ニューヨークで行われている全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)を回避し、14年ぶりにATPチャレンジャーツアー(ATP Challenger Tour)に出場している。

 四大大会(グランドスラム)で3度の優勝を誇り、夏季五輪でも二つの金メダルを獲得しているマレーは、7度あったブレークポイントのうち五つをものにし、他の選手の棄権によって急きょ遽ドローに入り、これがプロデビュー戦となった17歳のシビーユに完勝。ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が運営するテニスアカデミーで、士気を高める勝利を挙げた。

 全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2019)の1回戦で敗れた後に手術を受けたマレーは、6月のフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)を皮切りに、ダブルスで段階的な復帰を始めた。

 32歳のマレーは今月からシングルスに復帰を果たすも、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)ではリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)にストレート負けを喫し、ウィンストンセーラム・オープン(Winston-Salem Open 2019)でもテニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)に敗れ、1回戦敗退となった。

 世界ランキングで328位にまで後退しているマレーは、27日の2回戦で同115位のノルベルト・ゴンボシュ(Norbert Gombos、スロバキア)と対戦する。(c)AFP