【8月27日 CNS】中国・広東省(Guangdong)陽江市(Yangjiang)にある「広東海上シルクロード博物館」の館内には、宋代の沈没船「南海(Nanhai)1号」が展示されている。

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 現在、宋代の沈没船「南海1号」の船倉内にあった貨物の整理は完了している。出土した文化財の数は18万件を超え、中国の水中考古学で最大の発掘案件となっている。

「南海1号」は1987年に発見され、2007年、巨大な箱を用いて船全体を一挙に引き揚げることに成功した。14年には系統的な保護・発掘作業が始まり、19年に文化財整理のめどが付き、船体全体の保護作業が始まっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News