【8月26日 AFP】レバノンの首都ベイルート南部にあるイスラム教シーア派(Shiite)政党・武装組織ヒズボラ(Hezbollah)の拠点が無人機(ドローン)による攻撃を受けたことについて、ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師は25日、攻撃がイスラエルによるものだとの認識を示し、さらなる攻撃を阻止するために「何でもする」と警告した。

 イスラエルと米国からテロ組織と指定されているヒズボラは、レバノン政治において重要な立場にあるほか、内戦が続くシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権の主要な後ろ盾になっている。

 ナスララ師によると、ドローン攻撃でヒズボラのメンバー2人が死亡。ドローン攻撃が行われたのは夜明け前だったが、イスラエルはその数時間前、イランによる攻撃を阻止するためにシリアを空爆したと発表していた。

 またイスラエル軍は25日、イラン軍が24日夜に爆発物を積んだドローンを使ってイスラエル北部を攻撃しようとしたが、これを未然に阻止したと主張した。(c)AFP/Layal Abou Rahal with Jonah Mandel in Jerusalem