【8月26日 AFP】19-20スペイン1部リーグは25日、第2節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は5-2でレアル・ベティス(Real Betis)に大勝し、今季リーグ戦初白星を挙げた。チームのエース、リオネル・メッシ(Lionel Messi)と米プロバスケットボール(NBA)のスーパースター、レブロン・ジェームズ(LeBron James)のまねをしたという新加入のアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が2ゴールを決めて試合の主役になった。

 15分にベティスのナビル・フェキル(Nabil Fekir)に先制ゴールを許したバルセロナだったが、グリーズマンの得点で追いつき前半を折り返すと、後半開始直後にグリーズマンの2点目で逆転。その後もカルレス・ペレス(Carles Perez)、ジョルディ・アルバ(Jordi Alba)、アルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)が次々にゴールを陥れ、大勝を収めた。

 2点目の場面でコントロールシュートをファーサイドの隅に決め、ゴール後に紙吹雪を飛ばすパフォーマンスを披露したグリーズマンは、「練習でレオ(メッシの愛称)がやるのを見ていたから、まねしたんだ」とゴールについてコメント。パフォーマンスに関しては「レブロンがやっているのを見て気に入ったから、試してみた」と話した。

 アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)との開幕戦に敗れ、メッシ依存やネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)獲得の必要性、エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督の去就といった不安がささやかれたバルセロナだったが、チームへの疑念を振り払う見事な内容での大勝劇を飾った。

 グリーズマンは「負けた後にチームが急反発するのはよくあること」「前節とは違う試合をしなくちゃならないとみんな思っていたし、多くの選手がいない中で、チームは一歩ずつ進んでいる」と話した。

 ふくらはぎの負傷で状態が万全ではなく、この日もスタンド観戦だったメッシは次節オサスナ(CA Osasuna)戦での復帰が期待されているが、ルイス・スアレス(Luis Suarez)とウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)はそれよりも時間がかかるとみられている。

 そうした状況でのグリーズマンの2ゴールは、チームにとって明るい材料で、ネイマール獲得に対するクラブの熱意にも影響する可能性はある。バルベルデ監督も「アントワーヌにとって重要な一日になったことは認めざるを得ない」とコメントした。

 敵地でのCDレガネス(CD Leganes)戦に臨んだアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、後半途中から出場したビトロ(Victor Machin Perez "Vitolo")が決勝ゴールを挙げ、2試合連続の1-0勝利。開幕2連勝を収めた。(c)AFP