【8月25日 AFP】韓国海軍は25日、同国が実効支配する竹島(Takeshima、韓国名・独島、Dokdo)および周辺の防衛を想定した定例軍事訓練を開始したと発表した。

 韓国海軍の発表によると、訓練の日程は2日間。「独島と周辺の東海(日本海)の防衛意志を確固たるものにする」ため、名称を「東海領土守護訓練」に改め、艦艇や空軍機などを動員するというが、詳細は明らかにしていない。

 徴用工問題などをめぐって日韓が対立する中、韓国は22日に日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたばかりで、日韓の緊張が一段と高まるのは必至とみられる。

 韓国は1986年に初めて、竹島海域で外部勢力の侵入を想定した防衛訓練を実施。以来、毎年2回訓練を行っているが、例年は6月と12月に実施している。(c)AFP