【8月25日 AFP】レバノンの首都ベイルート南部にある同国のイスラム教シーア派(Shiite)政党・武装組織ヒズボラ(Hezbollah)の拠点で25日朝、無人機(ドローン)1機が撃墜され、もう1機が爆発した。ヒズボラの関係者がAFPに明らかにした。

 これに先立ちイスラエルは24日夜、シリアで空爆を実施。ヒズボラを支援するイランが、爆発物を搭載した無人機を使ってイスラエルを攻撃するのを阻止するためだったとしている。

 この関係者はベイルートに現れた無人機がイスラエルのものか、さらにヒズボラが撃墜したのかについては明らかにしなかった。

 ヒズボラのメディアセンターから数十メートル離れた現場では、レバノンの治安部隊が周辺エリアを封鎖。現場には近隣住民が集まっていた他、ヒズボラの民兵の姿もあった。

 先の関係者は匿名を条件にAFPの取材に応じ、「ドローン2機が現れた。1機目は撃墜され、無力化されたが、2機目は爆発した」と語った。

 レバノンは、法的には戦争状態にある隣国イスラエルが航空機や無人機で領空侵犯をしているとたびたび非難している。(c)AFP