【8月25日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは24日、第3節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は1-2でクリスタルパレス(Crystal Palace)にまさかの敗戦を喫した。

 また試合後には、PKを失敗したマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が前週のポール・ポグバ(Paul Pogba)に続いて人種差別の被害に遭っていることが分かり、チームを率いるオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督も憤っている。

 ユナイテッドでは、前週のウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)戦でPKを失敗したポグバが、ツイッター(Twitter)で人種差別の被害に遭っていた。そしてこの試合では、ポグバに代わってラシュフォードがキッカーを務めたが、キャリアで初めてPKを失敗する結果に終わった。

 ラシュフォードへの差別行為を知らされたスールシャール監督は「私の反応は前週と同じだ」「これが続くようなら言葉を失う。これからも活動を続け、人種差別にはノーを言い続けるつもりだが、こうした連中は身分を隠している。2019年にもなって、こんな話を続けなくてはならないなんてどうかしている」とコメントした。

 後半アディショナルタイムにパトリック・ファン・アーンホルト(Patrick van Aanholt)に決勝ゴールを許し、リーグ戦では28年ぶりとなるクリスタルパレス戦の敗戦を喫したユナイテッドにとっては、ラシュフォードに対する差別行為により、ひどい気分をさらに悪化させることになった。

 開幕3試合でわずか1勝という結果も、スールシャール監督の期待からかけ離れたフラストレーションのたまるものでしかない。監督は「この経験をすぐ教訓にしなくてはならない。中立の立場で見れば、この2試合でわれわれは勝ち点6を手に入れているべきだったはずだ」と話した。(c)AFP/Adam Lanigan