【8月25日 AFP】19-20イタリア・セリエAは24日、開幕戦が行われ、ユベントス(Juventus)はキャプテンのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)のゴールでパルマ(Parma Calcio)に1-0で勝利し、リーグ9連覇に向けて白星スタートを切った。

 肺炎治療のためマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督が不在だった王者ユベントスは21分、アレックス・サンドロ(Alex Sandro)のシュートから最後はキエッリーニが押し込んで決勝点を挙げた。

 ユベントス在籍14年目になる35歳のキエッリーニは、「チームはまとまり、献身的かつ勤勉にトレーニングできるということを示したので、彼(サッリ監督)は満足していると思う。チームはもっと良くなるが、重要なのは勝利して成長すること」とコメントしている。

 エキサイティングなスタイルのサッカーを志向するサッリ監督の就任は、ユベントスの新時代の幕開けだと称賛を集めているが、ふたを開けてみるとマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)前監督が率いた昨季と同じチームだった。

 ローン期間を終えてイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)から復帰したゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が、パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)の代わりにクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)と前線でコンビを組んだのを別として、昨季と同じ顔ぶれが並んだ。

 新戦力ではオランダ代表のDFマタイス・デ・リフト(Matthijs De Ligt)がベンチ入りしたものの出場せず、アーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)はメンバー入りすらしなかったが、アドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)は60分過ぎにサミ・ケディラ(Sami Khedira)に代わってピッチに立った。

 ユベントスの覇権に挑む昨季2位のナポリは、フィオレンティーナ(Fiorentina)に4-3で競り勝った。

 ナポリは、主将ロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)が67分の決勝点を含め2得点をマークし、さらにドリース・メルテンス(Dries Mertens)とホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)のゴールにも絡む活躍を見せた。 (c)AFP/Emmeline MOORE