【8月24日 Xinhua News】中国北京市にある老人介護施設「随園」に、忙しく活動する数人のお年寄りの姿があった。これらの施設を利用する人は積極的にイベントを企画したり、参加したりすることで「幸福銀行」の「幸福コイン」をためて、日用品やサービスと交換することができる。

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 随園は、政府が建設し民間企業が運営する老人介護施設で、地方政府と中国の不動産大手、万科集団(ChinaVanke)が共同で設立した。

 北京万科養老の事業パートナー、張銀(Zhang Yin)氏は同僚と共に、日本の「たんぽぽ介護センター」の施設内通貨制度を参考に「幸福銀行」を考案した。随園では、各利用者が持つ「幸福通帳」に「幸福銀行」の規則を詳細に記載している。

 リハビリやサークル、社会活動に積極的に参加したお年寄りは獲得した「幸福コイン」を「幸福銀行」に預けておき、必要に応じて引き出してサービスと引き換えることができる。(c)Xinhua News/AFPBB News