GenesWell BCTとOncotype Dxの比較研究結果、Frontiers in Oncology誌に掲載

AsiaNet 80066

【ソウル(韓国)2019年8月15日PR Newswire】分子診断企業であるGencurixは、独自で開発した乳がん多重遺伝子予後検査のGenesWell BCTとGenomic Health社のOncotype DXを比較した新たな研究結果をFrontiers in Oncologyに掲載したことを発表した。本研究では、両検査によるリスク分類判定の全一致度は中程度であるのに対し、50歳以下またはリンパ節転移陽性の乳がん患者においては一致度が低いことが示された。

当論文の責任著者であるソウル大学の愼英基(シン・ヨンキ)教授(M.D./ Ph.D.)は「ほとんどの多重遺伝子予後検査は閉経後の欧米女性に基づいて開発されています。しかし、近年乳がん患者の年齢層が若くなっており、特に新規患者の半数以上が50歳未満であるアジア諸国では、既存検査による患者の予後予測に対し懸念があります。」と述べた。

本研究では、アジアのHR陽性、HER2陰性およびpN0/1乳がん患者771人に由来する検体を使用し、2つの検査によるリスク分類判定を比較した。その結果、全ての患者に対し、両検査によるリスク分類判定は71.9%の一致度を示し、GenesWell BCTで低リスクと分類された患者のうち91.9%がOncotype DX により非高リスク患者と分類された。リンパ節転移の有無にしたがい患者を分類し分析した結果、リンパ節転移陽性患者での一致度(76.6%)がリンパ節陰性患者での一致度(52.6%)より高かった。

昨年発表された TAILORx研究の分析結果では、半数以上の患者(55.6%)がOncotype DXにより化学療法による効果があると予測された。その一方、GenesWell BCTの研究では、化学療法の効果ありと予測される患者の割合は31.9%である。今年のASCO2019ではTAILORx研究の新たな分析結果が公開され、50歳以下の患者において化学療法の処方決定に臨床病理学的要因を考慮する必要があると示唆された。それに従い分析すると、化学療法の効果があると予測される50歳以下の患者の割合は39.1%に低下した。

Gencurixの趙相來(チョ・サンレ)最高経営責任者は、次のように述べている。「これらの結果は、再発の予測および化学療法の処方決定における臨床病理学的因子の重要性を明らかにしています。GenesWell BCTは、アルゴリズム設計の段階から臨床病理学的要因が考慮されています。今回の発見は、全年齢層の女性において、診断時に補助化学療法効果を予測するためのGenesWell BCTの臨床的有用性を検証する先行研究に基づくものであります。」

Frontiers in Oncology掲載:https://doi.org/10.3389/fonc.2019.00667

ソース:Gencurix Inc.

(日本語リリース:クライアント提供)