【8月23日 時事通信社】米政府当局者は22日、フランス南西部ビアリッツで24日に開幕する先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、ロシアを加えた「G8」体制への復帰が討議されるという見通しを明らかにした。トランプ大統領はかねて「ロシアを(枠組みに)加えるのが、より適切だ」と主張している。

 米当局者は「ロシアが枠組み復帰を招請されていないことが、大きな要素だ」と述べ、まずG7としてロシアの参加に関し足並みをそろえる必要があると指摘した。ただ、英独などはロシアの復帰に「時期尚早」と慎重姿勢を示している。

 米当局者によれば、トランプ氏はサミットに合わせ安倍晋三首相、マクロン仏大統領、ジョンソン英首相、ドイツのメルケル首相、カナダのトルドー首相らと会談する予定。日米首脳会談では、大詰めを迎えた日米貿易協定交渉について話し合うほか、ホルムズ海峡などの安全確保に向け、米国が結成を目指す有志連合への参加問題が取り上げられる可能性もある。

 マクロン氏との会談では、米国などのIT大手を対象にフランスが独自に導入を予定する「デジタルサービス税」への懸念を伝達。ジョンソン氏の首相就任後初となる米英首脳会談では、英国の欧州連合(EU)離脱をにらんだ貿易協定などについて協議する。(c)時事通信社