【8月23日 AFP】マーク・エスパー(Mark Esper)米国防長官は21日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)創設者の故ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の息子で、同容疑者の後継者と目されていたハムザ・ビンラディン(Hamza bin Laden)容疑者が死亡したことを認めた。

 エスパー氏は同日夜の米FOXニュース(Fox News)の番組に出演した際、ハムザ容疑者が死亡したのかと問われ「私はそのように理解している」と返答。さらに「その件についての詳細は知らない。知っていたとしても、ここでどの程度共有できるか分からない」と述べた。

 米メディア各社は今月初め、米情報当局者の話として、ハムザ容疑者が米国の関与した軍事作戦によってここ2年の間に殺害されたと報じた。だがドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領や政府高官らは報道の真偽について確認を避けていた。

 ハムザ容疑者は30歳前後とみられ、ウサマ・ビンラディン容疑者の子ども20人のうちの15番目で、同容疑者の3人目の妻の息子。米国務省は、ハムザ容疑者に関する情報提供に懸賞金をかけると発表した際、同容疑者が「アルカイダの指導者として頭角を現している」と指摘していた。(c)AFP