【8月22日 時事通信社】就任後初外遊でドイツを訪れたジョンソン英首相は21日、ベルリンでメルケル首相と会談し、欧州連合(EU)離脱交渉で最大の懸案となっているアイルランドとの国境の管理問題について、譲らない姿勢を強調した。メルケル氏は正面からの反対は避けた上で、英国が代替策を提示すべきだと応じた。

 ジョンソン氏は会談前の共同記者会見で、メイ前首相がEUと合意した離脱案は「受け入れられない」と主張。英領北アイルランドとアイルランド間の国境問題の解決策「バックストップ(安全網)」を離脱案から削除すべきだと繰り返した。

 メルケル氏は、北アイルランドとアイルランドの関係を考え抜くことは「ドイツの首相の仕事ではない」と指摘。削除した場合に起こり得る問題を検討した上で代替案を提示するようジョンソン氏に促した。(c)時事通信社