【8月21日 時事通信社】ジャン・オハーンさん(元オランダ人慰安婦)南オーストラリア州政府などによると、19日に家族に見守られ、豪南部アデレードで死去した。96歳。

 第2次大戦中に当時のオランダ領東インド(現インドネシア)を占領した旧日本軍に捕まり、慰安婦にされた。戦後に豪州に移住。朝鮮戦争でレイプ被害に遭った女性が裁判に訴える姿をテレビで見たことをきっかけに、1992年に自らの体験を公表し、94年に回想録を出版した。2007年には慰安婦問題に関する米下院の公聴会で証言し、日本政府に謝罪を求める非難決議の採択につながった。

 南オーストラリア州のチャップマン副首相は声明で「オハーンさんの話を決して忘れてはいけない」と強調した。(c)時事通信社