【8月20日 AFP】米メディアは19日、同国プロバスケットボール(NBA)のメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)に先月トレードされたばかりのドワイト・ハワード(Dwight Howard)が、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)との交渉に臨むためにチームから許可を得たと報じた。レイカーズはセンターのデマーカス・カズンズ(DeMarcus Cousins)が膝のけがに見舞われ、代わりの選手を探している。

 米スポーツ専門チャンネルESPNをはじめ、USAトゥデー(USA Today)紙やウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)は、グリズリーズがレイカーズとハワードが交渉することを認めたと伝えた。同選手はレイカーズに所属していた2012-13シーズンに、リバウンド王に輝いた実績を持っている。

 レブロン・ジェームズ(LeBron James)を大黒柱とするレイカーズは、カズンズが膝の故障で2019-20シーズンを棒に振る見通しとなっており、プレーが可能なセンターはジャベール・マクギー(JaVale McGee)だけとなっている中で、ゴール下の戦力探しに直面している。

 今夏に新加入したパワーフォワードのアンソニー・デイビス(Anthony Davis)がセンターにシフトする可能性もあるが、実力を最大限に発揮するためにフォワードにとどまるとみられ、チームはベテランのビッグマンを求めている。ジ・アスレチックによると、現在フリーエージェント(FA)となっている34歳のヨアキム・ノア(Joakim Noah)も候補に挙がっているという。

 33歳のハワードは、オーランド・マジック(Orlando Magic)時代の2008-09シーズンにチームのNBAファイナル出場に貢献したが、このときはレイカーズの前にタイトル獲得を逃した。

 マジックとレイカーズ以外にもヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)、シャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)、そしてワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)を渡り歩いたハワードは、脊椎固定術を受けるなどして昨季は9試合の出場にとどまり、先月グリズリーズにトレードされていた。(c)AFP