【8月21日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)にある電子商取引(EC)大手アリババグループ(Alibaba Group)の食堂にはこのほど、「人工肉」を使った江蘇省(Jiangsu)の淮安市(Huaian)と揚州市(Yangzhou)を中心とする地域の名物料理「肉団子」が登場。従来の肉の代わりに植物性タンパク質から作った人工肉を材料としている。味わった人は食感が本物そっくりだと感想を述べていた。

 中国では、バーガーキングなど海外の飲食企業が人工肉を使用したハンバーガーなどを発売したことで、「人工肉」のコンセプトが注目を集めている。

 人工肉には、主に大豆タンパク質から作られたものと動物の幹細胞から作られたものの2種類があり、中国では植物を原料とする人工肉の研究が現在の主な方向性となっている。中国初の人工肉を使用した肉団子は9月に杭州市で開催される淘宝造物節(タオバオ・メーカー・フェスティバル)で正式に登場することになっており、一般市民も購入することができる。(c)Xinhua News/AFPBB News