【8月20日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは19日、第2節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はMFポール・ポグバ(Paul Pogba)のPK失敗が響き、敵地でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)と1-1で引き分けた。

 前半、アントニー・マルシアル(Anthony Martial)の今季2ゴール目で先制したユナイテッドは、後半にルベン・ネヴェス(Ruben Neves)の素晴らしいゴールで同点に追い付かれた。チームはその後PKを獲得するも、ポグバのキックはGKルイ・パトリシオ(Rui Patricio)に防がれた。

 4-0で勝利した先週のチェルシー(Chelsea)戦や、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)を撃破した昨シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)決勝トーナメント1回戦ではマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)がPKを成功させており、ポグバがPKを蹴るという決定は珍しいものだった。

 昨シーズン頭から数えて、プレミアリーグでのポグバのPK失敗はこれが4度目となる。

 ユナイテッドを率いるオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、ポグバとラシュフォードの両者がPKを蹴られるようにしていると述べた。

「PKキッカーには彼ら2人が指名されている。そして、どちらが『ここは俺が』と感じるのかは彼ら次第」

「選手というのは、PKを決める自信が十分にあると感じるときがあるもの。ポールはこのチームで何度もPKを決めているが、きょうはルイ・パトリシオが好セーブを見せた」

「2人ともしっかりとした自信を持っている。私は、自信に満ちた選手や『俺ならできる』という気持ちが好きだ」

 この試合に勝利していれば、ユナイテッドは首位に立つことができたが、その代わりとして、チームは一貫性のないパフォーマンスについて考えさせられることになり、優勝候補に姿を変えるには、指揮官にとってなぜこなすべきことが多くあるのかということを強調する結果となった。

 攻撃面と守備面の両方で希望を感じさせる時間があった一方で、ユナイテッドは今シーズンの2試合目でプレッシャーを感じる中、リスクを冒すことなくあまりにも簡単に崩壊した。

 この試合に先発した選手の平均年齢は24歳と173日で、スールシャール監督は2017-18シーズン以降のリーグ戦では最も若い先発メンバーを起用した。

 今夏チャンピオンシップリーグ(2部)のスウォンジー・シティ(Swansea City)から加入し、チェルシー戦では途中出場からゴールを奪ったダニエル・ジェームズ(Daniel James)は、この一戦が初先発となった一方、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)への移籍がうわさされるアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)は、登録メンバー外となった。(c)AFP