【8月19日 AFP】サッカー元イングランド代表の左SBで、プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)などで活躍したアシュリー・コール(Ashley Cole)が18日、現役を引退し、指導者に転向すると明かした。

 3度のプレミアリーグ制覇など13の主要タイトルを獲得した38歳のコールは、イングランド代表で107試合に出場。同代表で100試合出場を果たしたプレーヤーはコールを含めて9人しかいない。

 コールはアーセナル(Arsenal)でもプレーし、2003-04シーズンのプレミアリーグで無敗優勝を成し遂げた「インビンシブルズ」の一員だった。

 しかし、賃上げの要求がはねつけられると、2006年にはとげとげしいムードの中でライバルチームであるチェルシーに渡ることになった。

 コールはチェルシーでの8年間で再びプレミアリーグ制覇を果たし、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2011-12)やヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2012-13)でも優勝を経験した。

 2014年にチェルシーを退団した後は、イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)や米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)にも短期間在籍。

 昨シーズンは、かつてのチームメートであるフランク・ランパード(Frank Lampard)監督が率いていたイングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のダービー・カウンティ(Derby County)でプレーしたが、契約はこの夏で満了となっていた。

 コールは英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に「熟考したが、スパイクを脱いで次の章を心待ちにするときが来た」と話した。(c)AFP