【8月19日 AFP】米大リーグ(MLB)は18日、各地で試合が行われ、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)の菊池雄星(Yusei Kikuchi)はトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦に先発登板し、2安打8奪三振の好投でメジャー初完封を飾った。チームは7-0の大勝を収めている。

 4年総額5600万ドル(約60億円)の大型契約で今季マリナーズに加入した菊池は、直近の先発14試合で1勝7敗、防御率7.50と苦戦が続いていたが、この日は獲得時に球団が期待していた投球を見せ、6月23日のボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)戦以来、約2か月ぶりとなる勝ち星を挙げた。

 特に5回以降は、四球を一つ出した後に続く打者14人をすべて抑える投球で、このところ苦しんでいた投球フォームの問題も克服したように見えた。

 菊池の好投と、カイル・シーガー(Kyle Seager)やトム・マーフィー(Tom Murphy)らの本塁打攻勢で快勝を収めたマリナーズは、ロード連戦の戦績を4勝2敗に伸ばした。チームはこの後も、今度はタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)を相手に敵地での連戦が続く。(c)AFP