【8月18日 時事通信社】タイの環境保護当局は17日、絶滅危惧種ジュゴンの雌の赤ちゃん(生後8カ月)で、南部トラン県で治療を受けていた「マリアム」が腹部に入った海洋プラスチックごみによる炎症などで死んだと発表した。同国のメディアなどが報じた。

 マリアムという名前は、アラビア語で「海の女性」という意味。4月に南部クラビ県の浅瀬に打ち上げられ、係員に愛らしく鼻をすりつける写真が一気に拡散した。海に帰すたびに傷を負って戻ってきたという。

 マリアムは先週、病気の状態で再び保護された。餌も食べず、体重が激減。報道によると、マリアムは17日未明にショック状態に陥り、蘇生の努力も実らず絶命した。獣医師によると、腹部のプラスチック片が消化器の閉塞(へいそく)を引き起こし、炎症とガスが増えたことが検視で分かったという。(c)時事通信社