【8月18日 AFP】香港の民主派団体は18日に大規模なデモを計画しており、大勢の参加者が集まることを期待している。中国政府の警告が厳しさを増している中でも、抗議を続ける意志が固いことを香港の指導部に知らしめるのが狙いだ。

 国際金融センターである香港では、逃亡犯条例改正に反対するデモが10週続き、危機的状況に陥っている。中国共産党政権はデモ隊の暴力行為を「テロに近い」とするなど、強硬姿勢を強めている。

 警官隊とデモ隊の衝突も発生したものの、抗議活動は中国政府や香港の指導部から、ほとんど譲歩を引き出せていない。

 17日には香港各地で小規模なデモ行進が行われたが、このところ毎週末に繰り返されてきたような大規模な衝突が発生することなく終了した。参加者の多くは街頭を去る際、「ビクトリア公園(Victoria Park)で会おう」と叫んでいた。

 ビクトリア公園は以前から香港民主派の抗議行動で参加者の集合場所となっており、18日のデモもここで行われる。警察は集会の開催を認めたものの、デモ行進は許可しなかった。(c)AFP/Jerome TAYLOR