【8月18日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは17日、第2節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は2-1でサウサンプトン(Southampton FC)に辛勝。ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、一貫性を欠いたチームのパフォーマンスの原因は疲労ではないと強調した。

 敵地セント・メリーズ(St Mary's Stadium)でリバプールは前半に苦戦を強いられたが、相手の流れの中でサディオ・マネ(Sadio Mane)がゴールを決めて先制した。

 71分にロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)の見事なフィニッシュで勝ち点3を確保したかにみえたリバプールだったが、GKアドリアン(Adrian)が信じられないミスでダニー・イングス(Danny Ings)にゴールを献上。その後イングスがゴール前のシュートをミスしなければ、同点で試合は終わっていた。

 リバプールの選手は今夏、各国の代表で慌ただしいスケジュールをこなしたため、クロップ監督はリーグ戦の開幕を遅らせるよう異議を唱えていた。また、チームは14日にトルコ・イスタンブールで行われたチェルシー(Chelsea)とのUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2019)で延長戦を戦い抜いており、ほとんどの時間帯で選手は消耗しているように見えた。

 しかし試合後にクロップ監督は、不安定なパフォーマンスの原因は疲労ではないと断言した。「サウサンプトンは好チーム。守備が堅く素晴らしいカウンターを持っていてよく組織されている」「ミッドウイークの試合は関係ない。2週間の準備期間があっても厳しかっただろう」

「試合には満足している。水曜日(スーパーカップ)のことを過度に考えるのは許されなかったが、もちろんその影響があることは知っていた。なので特にキックオフ直後は選手がフレッシュでいい出来だったのでとても感心した」

 勝利したスーパーカップ後に興奮したファンと接触して負傷し、足首が腫れる中プレーしたアドリアンは、相手CKからビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)に競り勝った吉田麻也(Maya Yoshida)のヘディングシュートを鋭い反応でセーブする場面もあった。(c)AFP/Nick SZCZEPANIK