【8月17日 時事通信社】逃亡犯条例改正に反対する市民らは17日、香港の複数の地域でデモを展開した。香港島中心部で教育関係者らが、九竜地区の住宅街では市民有志らがそれぞれ、一連の抗議活動時に実力行使した警察の責任追及などを訴えた。

 警察が催涙弾やゴム弾を放つ基準は、抗議活動が始まった当初に比べて下がっており、デモを重ねるごとに市民の怒りは高まっている。香港紙・明報が16日に掲載した世論調査では、68%が「警察の暴力は過剰」と回答。「デモ隊側の暴力は過剰」は4割にとどまった。

 一方で「抗議活動では非暴力を貫くべきだ」と答えたのは72%で、2カ月前の調査時より10ポイント以上低下した。

 抗議活動の一環として、デモ以外の行動も試みられている。香港メディアによると、16日にはネット上で、銀行から預金を一斉に引き出す運動が呼び掛けられた。経済的損失を憂慮する香港政府に圧力をかけようとの狙いだ。(c)時事通信社