【8月17日 AFP】多数の未成年の少女を性的目的で人身取引したとして起訴され、勾留中に死亡した米富豪のジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)被告(66)について、ニューヨークの検視局長は16日、同被告は首をつって自殺したとの結論に達したと述べた。

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 エプスタイン被告は10日、勾留されていたメトロポリタン矯正センター(MCC)で意識のない状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されていた。

 バーバラ・サンプソン(Barbara Sampson)ニューヨーク検視局長はAFPに送ったメールで、「全面的な検視結果を含む、すべての捜査情報を慎重に検討した結果」、エプスタイン被告は自殺したと結論づけたと述べた。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は当局者の話として、エプスタイン被告はベッドシーツで首をつったと伝えた。

 検視当局の発表前日の15日に米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)とニューヨーク・タイムズは、検視に近い筋の話として、エプスタイン被告は舌骨(舌の付け根の部分にある小さな骨)など首の複数の骨が折れていたと報じていた。(c)AFP/Peter HUTCHISON