【8月19日 CNS】中国・北京市で14日、「2019年中国IT企業トップ100ランキング」が発表された。阿里巴巴(アリババ、Alibaba)、騰訊(テンセント、Tencent)、百度(Baidu)がトップ3に名を連ねた。

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 統計によると、2019年ITトップ100社のインターネットビジネスによる売り上げは2兆7500億元(約41兆円)となり、2018年に発表された時より約1兆元(約15兆円)増加した。中国のデジタル経済に占める比重は8.8%、貢献率は14%に達し、デジタル経済の増加率を2ポイント押し上げ、中国IT産業の発展を支える重要な力となっている。

 ITトップ100社は、研究開発において、5G、人工知能(AI)、クラウド、ビッグデータなどの新たなコア技術を絶えずつくり出し、一部の技術は国際的にも最先端のレベルに達している。ITトップ100社の研究開発費は1538億7000万元(約2兆3230億円)に上り、前年同期比で45.1%増、中国のR&D経費投入強度に比べ8ポイント高い。2019年ITトップ100社が保有する特許は8万件、うち発明による特許は6万件に近い。

 ITトップ100社は種々の業界に浸透し、クラウド、ビッグデータ、IoT(モノのインターネット)などの情報通信技術と実体経済の融合を推し進め、新たな産業と業態、ビジネスモデルを生み出し、実体経済の質の高い発展につなげている。(c)CNS/JCM/AFPBB News