【8月16日 AFP】ドイツのベルリン動物園(Zoo Berlin)で石を真剣に温めようとする姿が確認されていた10歳の雄ペンギンのカップルに、このたび本当の親になるチャンスが与えられた。

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 先日、同園の職員が雄同士のカップルだったキングペンギンのスキッパー(Skipper)とピング(Ping)にキングペンギンの雌が産んだ卵を与えると、2羽はすぐに抱卵を始めたという。

 飼育員によると、卵を産んだ雌と雄のカップルは最近仲がうまくいっておらず、卵をだめにしてしまうことがあった。飼育員はスキッパーとピングを養父とすることについて、「素晴らしい」考えだと語った。

 スキッパーとピングが温めている卵が有精卵かどうかは定かではないが、もし卵がかえれば同園で20年以上ぶりに誕生するペンギンになるという。(c)AFP