【8月16日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のデマーカス・カズンズ(DeMarcus Cousins)が左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂し、2019-20シーズンを棒に振る可能性が出ている。チームが15日、明らかにした。

 米スポーツ専門チャンネルESPNによると、レイカーズの新センターとして活躍が期待されていたカズンズは、米ラスベガスで行われた12日の練習で、別の選手に「膝を打ちつけて」負傷した。

 レギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)に4度輝いたレブロン・ジェームズ(LeBron James)が所属するレイカーズは今夏、スター選手のアンソニー・デイビス(Anthony Davis)も獲得したが、カズンズの離脱は大きな痛手になる。

 レイカーズのチームドクターは15日、カズンズが脚にこの1年半で3度目となる重傷を負ったことを認めた。前十字靱帯の修復手術に関する日程は現時点で決まっていないという。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)でプレーしていたカズンズは、昨年1月に左アキレス腱(けん)を断裂。シーズンのほとんどをリハビリに費やしながらも計30試合に出場したが、プレーオフ1回戦第2戦でも左大腿(だいたい)四頭筋を負傷し、NBAファイナルの初戦で復帰を果たした。

 カズンズは今年7月、フリーエージェント(FA)としてレイカーズと350万ドル(約3億7000万円)の1年契約にサインした。

 NBAでの通算9シーズンで1試合平均21.2得点、10.9リバウンドを記録しているカズンズの離脱によって、レイカーズはデイビスをパワーフォワ―ドからセンターに変更させるなど、フロントラインの一部の主要選手を入れ替えなければならないだろう。(c)AFP