【8月15日 AFP】サッカー元イタリア代表FWのマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が、セリエA昇格を果たしたブレシア(Brescia Calcio)移籍への構えをみせていると、14日に複数の伊メディアが報じた。

 シチリア(Sicily)島の出身ながら、養子に出されブレシア(Brescia)郊外で育ったバロテッリは、6月にフランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)を退団していたが、伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)やスカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)によれば、昨シーズンのセリエB(2部)王者である地元クラブと3年契約を結ぶ見通しであるという。

 ガゼッタ・デロ・スポルトは、バロテッリの年俸はボーナスを含めて約300万ユーロ(約3億5000万円)になると伝えている。

 欧州選手権(UEFA Euro 2020)が来年に迫る中、イタリア代表復帰を目指す29歳のバロテッリは、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部の名門フラメンゴ(Flamengo)への移籍を拒否したと伝えられている。

 昨年9月を最後に代表から遠ざかっているバロテッリについて、イタリアのロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は、十分に高いレベルでプレーできていないと述べていた。

 ブレシアのセリエA復帰は降格が決まった2011年以来で、バロテッリも同リーグで最後にプレーしたのはACミラン(AC Milan)に所属していた2015-16シーズンにまでさかのぼる。

 2010年、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏が率いたインテル(Inter Milan)でセリエA、イタリア杯(Italian Cup 2009-10)、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2009-10)の3冠を達成したバロテッリは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)でも2012年のリーグ優勝に貢献している。(c)AFP