【8月14日 時事通信社】パキスタンのカーン首相は、独立72周年の記念日を迎えた14日、インドと領有権を争うカシミール地方のパキスタン側を訪問し、インドが同地に対する攻撃を計画していると主張し「対応する準備がある」と演説した。インドが自国北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪し、支配強化を図った問題を踏まえた演説で、インド政府の反発は必至だ。

 カーン氏は演説で、インドがジャム・カシミール州の支配強化を図るだけでなく、2月に実施したパキスタン領空爆より「さらに悪質な攻撃を計画している」と主張。攻撃された場合は「対応する準備はある。徹底的にだ」と述べ、国民が一体になって反撃すると強調した。

 印パ両国は共に核保有国で、互いにカシミール地方全体の領有権を主張し合っている。カシミールの住民の大半は、パキスタン人と同じイスラム教徒。カーン氏の訪問は、カシミールへのパキスタンの影響力を誇示してインドをけん制する狙いがあるとみられる。(c)時事通信社