【8月14日 時事通信社】香港の逃亡犯条例改正に端を発した大規模な抗議活動で、デモ隊の一部は14日も香港国際空港での座り込みを続けた。先週末から6日連続となり、運航ダイヤの乱れも続く中、空港当局は厳戒態勢を敷いた。13日夜には、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報の記者らがデモ隊に暴行される事件が起き、武力介入をちらつかせる中国政府をさらに刺激することになった。

 日本外務省は14日、香港渡航に際して「十分な注意」を呼び掛ける「レベル1」の危険情報を出した。危険情報の発出は、1997年の香港返還後初めて。

 香港の裁判所は14日までに、空港利用の妨害行為を禁じる臨時命令を発出。指定された場所以外での抗議活動も禁じる内容で、違反した場合、逮捕や強制排除もあり得る。空港当局は禁止命令を張り出し、航空券を購入していない人を空港内に入れないなど、セキュリティー検査を強化した。

 14日は午後になっても目立った混乱は起きていない。しかし、前夜の警察とデモ隊の衝突では複数の逮捕者や負傷者が出ており「このまま沈静化するとは考えにくい」と市民の間でささやかれている。(c)時事通信社