【8月14日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)は13日、男子シングルス2回戦が行われ、連覇を狙う大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-5、6-1でサム・クエリー(Sam Querrey、米国)を下し、初戦突破を果たした。

 世界1位のジョコビッチは、3個のダブルフォールトを犯して第1ゲームを落としたが、すぐに自分のリズムをつかむと第6ゲームでブレークバックに成功。さらにもう一度クエリーのサーブを破って第1セットを先取し、完全に調子を取り戻した。

 これがロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を決勝で破った先月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)以来の実戦だったジョコビッチは「スタートはぐらついたが、良い形で試合を終えられた」と振り返った。

「序盤はサムの調子が良く、主導権を握られた。彼のビッグサーブを相手にするのは簡単ではなかった」「速いコートコンディションで、この挑戦を退けることができて満足している」「次のラウンドではもっと良いパフォーマンスを見せたい」

 早い時間帯に行われた1回戦の試合では、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が2017年大会王者のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)との激闘を5-7、6-4、7-6(7-4)で制した。

 前週のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2019)1回戦に続きディミトロフから連勝を飾ったワウリンカは次戦、第15シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)を破った予選勝者のアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)と顔を合わせる。

 その他の試合では、ロジャーズ・カップで4強入りしたガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が6-7(7-9)、3-6でフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)に敗れた一方、第16シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)は6-4、4-6、6-4で地元米国のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)を退けた。(c)AFP