【8月14日 AFP】国際ウエイトリフティング連盟(IWF)は13日、2012年ロンドン五輪の銅メダリストら、ロシアの重量挙げ選手5人に対して、薬物違反による出場停止の暫定処分を下した。同国モスクワの研究所から回収した薬物サンプルを分析した結果、違反が判明した。

【図解】ロシアのドーピングの実態、薬物違反隠ぺいの手口

 処分を科されたのは、ロンドン五輪の男子105キロ超級で銅メダルを獲得し、その後に世界選手権(IWF World Championships)連覇も達成したルスラン・アルベゴフ(Ruslan Albegov)や、2013年の世界選手権を制した女子63キロ級のティマ・トゥリエワ(Tima Turieva)らで、残るダビド・ビジャニャン(David Bedzhanyan)、オレグ・チェン(Oleg Chen)、イゴール・クリマノフ(Egor Klimanov)も、世界選手権や欧州選手権で表彰台入りしている。

 IWFは「(リチャード・)マクラーレン(Richard McLaren)教授と世界反ドーピング機関(WADA)の情報調査部による調査で得られた証拠」に基づき、「違反の重大性と証拠の説得力を鑑みて」処分を決めた。今後は2018年に設立されたスイスを拠点とする国際検査機関(ITA)と共同で追加調査を行うとのことで、その結果次第では別の違反者が見つかる可能性もあるという。

 WADAは今年4月、ロシアの反ドーピング機関だったモスクワの研究所から2262件の検体を回収。7月には、薬物違反が疑われる選手を約300人特定し、43件のデータを関連する競技団体に送ったことを明かしていたが、今回IWFが処分を下すまで、そのデータに基づいて出場停止処分を科したのは国際バイアスロン連合(IBU)だけだった。(c)AFP