【8月14日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)の役員が13日、世界最高額選手であるネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)との再契約に関して、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)と話し合いを行うためフランスに渡ったと、地元カタルーニャ(Catalonia)州のメディアが報じた。

【図解】ネイマールの高額移籍金「2億2200万ユーロ」で買えるモノ

 ラジオ局Rac1やテレビ局TV3によれば、バルセロナのエリック・アビダル(Eric Abidal)スポーティング・ディレクター(SD)と2人のスタッフが、PSG側と会談するため仏パリに向かったという。

 Rac1のウェブ版は「PSGはこれまでバルセロナの使者との交渉を拒んでおり、この前進は大きな影響を与える。しかし、契約の成立が近いというわけではない」と伝えた。

 またバルセロナは、フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)やイヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)といった他の選手を含んだ契約内容を提示することになるかもしれないと、同メディアは補足した。

 PSGは10日、ネイマールがリーグ1開幕戦の登録メンバーから外れたことを受け、同選手の移籍をめぐる話し合いは「以前よりも進展した」と明かしていた。

 PSGのレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)スポーティング・ディレクター(SD)は報道陣に対し、ネイマールの退団が近いと認めた上で、「まだ(移籍を)承認する準備ができていない」とした。

 バルセロナでの4年間でリーグ優勝を2度経験し、2015年には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)も制したネイマールは、レアル・マドリード(Real Madrid)への移籍か古巣への復帰が濃厚となっている。

 スポーツ日刊紙のアス(AS)によると、PSGはレアルにネイマールのオファーを提示しているという。PSGは2017年に27歳の獲得に費やした2億2200万ユーロ(約270億円)か、その半額プラス複数の選手で取引できないか持ちかけているという。

 一方、バルセロナの地元スポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)は、ネイマール自身は古巣に復帰し、リオネル・メッシ(Lionel Messi)やルイス・スアレス(Luis Suarez)と一緒にプレーすることを望んでいると伝えた。(c)AFP