【8月14日 Xinhua News】青海チベット高原の東南の縁に位置する中国・四川省(Sichuan)アバ・チベット族チャン族自治州壌塘(Rangtang)県では、カーラチャクラ香(チベット香の一種)の昔ながらの製法が受け継がれている。

 カーラチャクラ香の伝承人、馬角瑪(Ma Jiaoma)さんは、地方政府の支持のもとで2010年にカーラチャクラ香の技術伝習センターを創設し、その製法を地元の村民に無料で教えている。現在、チベット香の理論と製法のトレーニングを受けている人は200人余り、熟練した技術を持つ人は数十人で、その伝統的な技法を若者たちが受け継いでいる。

 カーラチャクラ香は100種以上のチベット薬草を調合して作られ、原料の採集、粉砕、配合、撹拌、形作りから乾燥、貯蔵、包装まで、すべて昔ながらの方法で加工、製造されている。(c)Xinhua News/AFPBB News