【8月13日 AFP】インドで続く雨期(モンスーン)の洪水による死者が12日、少なくとも184人に増加した。当局はここ数日間で約100万人を避難させている。

 2年連続で最も大きな被害を受けたのは南部のケララ(Kerala)州で、先週にはコーチ(Kochi)の国際空港が3日間にわたり閉鎖された。同州はビーチと丘陵地帯、水郷地帯のリゾートで知られ、観光客に人気がある。

 ケララ州警察当局がAFPに明かしたところによると、同州では少なくとも76人が死亡、58人が行方不明となっており、32人が負傷した。被災地では主要幹線道路の多くが損傷したり、水位上昇により遮断されたりしている。

 干ばつに見舞われやすい同国では、雨期は水の供給源として重要な役割を果たしている一方、毎年数百人の命を奪っている。ケララ州は昨年、過去100年近くで最悪の洪水に見舞われ、約450人が死亡した。(c)AFP