【8月12日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2019)プレーオフ初戦、ザ・ノーザントラスト(The Northern Trust 2019)は11日、米ニュージャージー州ジャージーシティー(Jersey City)のリバティ・ナショナル・ゴルフクラブ(Liberty National Golf Club)で最終日が行われ、米国のパトリック・リード(Patrick Reed)が昨年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)以来となるツアー勝利を挙げた。

 首位から出たリードは、2番と3番の連続ボギーで貯金を吐き出したが、後半の14番と16番でバーディーを取り返してこの日2アンダー。アブラハム・アンセル(Abraham Ancer、メキシコ)と1打差の通算16アンダーでキャリア通算7勝目を挙げた。

 リードは「信じられない」「ここへ戻って来て安定したゴルフをして、最後にそれが報われるなんてね」「長かったよ」「正直に言えば、長すぎたくらいだ」とコメントした。

 ジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)は、前半に3バーディーの猛チャージで一時首位に立ち、後半の12番と13番でもバーディーパットを沈めて通算16アンダーとしたが、続く14番と15番の連続ボギーで後退し、3位タイで大会を終えた。松山英樹(Hideki Matsuyama)は同6アンダーで30位タイだった。

 数か月前には不振のあまり、数週間ツアーを離れて自分のゴルフを見直す作業までしていたリードだが、プレーオフ3大会の初戦を取ったことで、フェデックス・カップのポイントランキングで2位に浮上。優勝賞金1500万ドル(約16億円)を狙える絶好の位置につけている。プレーオフはこの後、BMW選手権(BMW Championship 2019)に舞台を移し、ツアー選手権(TOUR Championship 2019)で最終戦を迎える。(c)AFP