【8月11日 AFP】ラグビーテストマッチが10日に行われ、アイルランドは29-10でイタリアに快勝した。試合ではSOのジョーイ・カーベリー(Joey Carbery)が負傷したが、チームを率いるジョー・シュミット(Joe Schmidt)ヘッドコーチ(HC)は、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)に間に合うことを「期待している」と話している。

 2018年の年間最優秀選手ジョニー・セクストン(Johnny Sexton)が温存されたため、先発で出場したカーベリーだったが、他選手の下敷きになるようなかたちで足首を負傷し、30分を残してフィールドを後にした。

 シュミットHCは、公営テレビRTEに対して「足首の靱帯(じんたい)を痛めたように見えた。足首がぐらぐらしている感じはなかったから、それほどひどくないのではないかと期待している」と話した。

「足首のねんざで、骨折でないのはこの段階としては良い兆候だ」「あと48時間ほど待って、それから精密検査が必要かどうか判断する。受ける場合は、腫れが引くのを待たないといけない」

 アイルランドにとっては、イタリア戦はW杯に向けた準備試合の1試合目で、2週間後には敵地トゥイッケナム(Twickenham)でイングランドと対戦し、その翌週と翌々週にはウェールズとの連戦を行う。W杯本大会では、プールステージで開催国の日本の他、スコットランド、ロシア、サモアと対戦する。

 一方のイタリアは、次週ロシアと対戦。8月30日にフランス、次の週の9月6日にイングランドと対戦してから、ニュージーランド、南アフリカ、ナミビア、カナダと対戦するW杯本大会に臨む。(c)AFP