【8月11日 AFP】(更新)ミャンマー南東部モン(Mon)州で発生した豪雨による土砂災害は、11日に死者数が51人に上った。軍が被災地に展開し、捜索救助活動を支援している。

 ミャンマーなどの東南アジア諸国では毎年、季節風による豪雨が家屋の浸水や土砂災害を引き起こし、何千人もの住民が避難を余儀なくされている。ただ、同州のパウン(Paung)町で9日に発生した土砂災害は、このところでは最も壊滅的で、数百人規模の災害対応要員が、泥にまみれたがれきの中から遺体の収容を続けている。

 同国の消防当局は11日、フェイスブック(Facebook)上で「午前11時50分にさらに遺体3体を発見した。死者数の合計は51人に達した」と発表した。

 豪雨に見舞われたのはモン州とカイン(カレン、Karen)州、カチン(Kachin)州で、道路の冠水や橋の崩落が発生している。(c)AFP