【8月10日 AFP】(更新)韓国の聯合(Yonhap)ニュースは10日、韓国軍合同参謀本部の情報として、北朝鮮が「未確認の飛翔(ひしょう)体」2発を発射したと報じた。 北朝鮮は先月下旬から同様の発射行為を繰り返している。

 韓国軍によると、飛翔体は北朝鮮東部の咸興(Hamhung)近郊から日本海(Sea of Japan 韓国では東海 East Sea)に発射された。

 同ニュースによれば、合同参謀本部は「軍は準備態勢を維持しながら、追加の発射に備えて状況を注視している」と表明した。

■「さらなる発射の可能性は高い」と韓国軍

 韓国の国防当局によると、北朝鮮東部の咸興近郊から10日夜明けごろ、短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体2発が発射され、約400キロ飛行して日本海に落下したという。

 北朝鮮が飛翔体を発射したのはこの2週間で5回目。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長はこれらの発射を、今月5日に始まった米韓合同軍事演習に対する警告だと述べていた。

 韓国軍合同参謀本部は、米韓合同軍事演習に加え、現在、北朝鮮軍も訓練を実施中であることから、北朝鮮がさらなるミサイル発射に踏み切る可能性は高いとして、状況を注視していくと発表した。(c)AFP/Claire LEE with Francesco FONTEMAGGI in Washington