【8月9日 AFP】フランスの伝説的俳優アラン・ドロン(Alain Delon)さん(83)が、数週間前に脳卒中を起こしていたことが分かった。長男のアントニー(Anthony Delon)さんが8日、AFPに明らかにした。現在はスイスで「療養中」だという。

 アントニーさんが医師の話として伝えたところによると、ドロンさんの身体機能は「万全で、容体は安定している」という。

 ドロンさんは映画『太陽がいっぱい(Purple Noon)』などへの出演で知られ、今年5月の第72回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で、名誉賞「パルムドールドヌール(Honorary Palme d'or)」を授与された。

 アントニーさんによると、ドロンさんは仏パリの病院で手術を受け、集中治療室に3週間入院していた。「現在はスイスに戻り、診療所で静養している」という。スイスに住むドロンさんの娘が看病に当たり、日々の回復状況を家族に伝えているという。(c)AFP