【8月13日 Xinhua News】中国・河北省(Hebei)邯鄲市(Handan)に7日、「ロボット交通警察官」が登場した。邯鄲市公安局が研究開発を主導し、公安部の許可を得て導入された同ロボット警察官は、自動感知、自主走行、自主認識などの能力を持ち、全天候型で全方位移動可能なスマートロボットで自動勤務を行える。人間の交通警察官に協力して、駐車違反や時間外駐車の車両撮影、交通誘導、人・車認識、免許チェック、音声対話、サービス案内、現場警備などを行うという。

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 同市公安局の馬占山(Ma Zhanshan)局長は、交通管理、勤務・法執行、車両管理サービスの職能を徐々にロボットに任せ、全天候24時間勤務の交通警察官にする方針を明らかにした。ロボット警察官は駅、空港など重要な交通施設に使われ、人間の交通警察官の労働密度を下げ、交通混雑緩和にも役立つという。

 公安部交通管理科学研究所の周左鷹(Zhou zuoying)副所長は、ロボット交通警察官は、科学技術に警察力を託す重要な一歩となったと指摘した。(c)Xinhua News/AFPBB News