【8月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は、イングランドの移籍市場が閉まる8日のうちに、キーラン・ティアニー(Kieran Tierney)とダビド・ルイス(David Luiz)を補強することで、最終ラインを大幅に強化する可能性があると、英メディアが報じた。

 スコットランド1部リーグのセルティック(Celtic)に所属するティアニーは、今夏を通してアーセナルから関心を寄せられており、過去には2度にわたってチームがオファーを断っていた。

 しかし報道によれば、7日に行われたCFRクルージュ(CFR Cluj)戦を欠場したティアニーは、最終的に両クラブが移籍金2500万ポンド(約32億円)の支払いに関して合意に達し、ロンドンに向かう見通しになったという。

 セルティックのニール・レノン(Neil Lennon)監督は、ティアニーが移籍する可能性について「ここ数日間は(移籍が実現しても)驚かないと言ってきた」と英BBCに話している。「仮に移籍することになっても、誰もが彼の幸運を祈るだろう。傑出した才能を持った素晴らしい選手だ」

 また、ルイスがチェルシー(Chelsea)から加入することになれば、長きにわたってバックアップのCBを求めていたアーセナルの悩みは解消されるかもしれない。

 7日に行われたチェルシーのトレーニングにチームメートと一緒に参加しなかったルイスについて、アーセナルのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は、「もし最終日に動けるなら、CBをもう1人補強したい。チームを助けられる選手を」と語った。

 昨シーズンのアーセナルはリーグ戦で51失点を喫し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権を3シーズン連続で逃した。

 また6日には、キャプテンのローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)がフランス・リーグ1のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)に移籍しており、アーセナルの守備力はさらに下がっていた。(c)AFP